GO-AHEADの書籍(基礎から学ぶエネルギーネットワーク工学)
エネルギーネットワーク工学は送配電工学とも呼ばれています。電力は、基本的に貯蔵することができないので、送電する電力と消費する電力が一致しなくてはなりません。また、送電端電圧および周波数を一定に保つ必要があります。しかしながら、交流送電においては、無効電力や負荷の急変などの需要の変化、電力潮流問題など多くの課題があります。2020年度より発送電分離が行われ、発電会社と送配電会社の分離により、発電と送電の一致が難しくなっています。さらに、大規模な太陽光発電や風力発電などの自然エネルギー発電は不安定であり、大規模災害が頻発するこんにちにおいて、日々、送配電会社の重要性は高まっています。 1. 電力系統・・・・・4 2.送電線路の計算・・・・・23
|