橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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GO-AHEADの書籍(基礎から学ぶエネルギーネットワーク工学)

 


基礎から学ぶエネルギーネットワーク工学

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 エネルギーネットワーク工学は送配電工学とも呼ばれています。電力は、基本的に貯蔵することができないので、送電する電力と消費する電力が一致しなくてはなりません。また、送電端電圧および周波数を一定に保つ必要があります。しかしながら、交流送電においては、無効電力や負荷の急変などの需要の変化、電力潮流問題など多くの課題があります。2020年度より発送電分離が行われ、発電会社と送配電会社の分離により、発電と送電の一致が難しくなっています。さらに、大規模な太陽光発電風力発電などの自然エネルギー発電は不安定であり、大規模災害が頻発するこんにちにおいて、日々、送配電会社の重要性は高まっています。
 このような状況において、世界的に見ても非常に安定的に送配電を行っている日本の電力システムの構成や運用について学んでいきましょう。

1. 電力系統・・・・・4
 1.1 電力システム
 1.2 送電方式
 1.3 三相交流の計算
 1.4 配電方法の比較

2.送電線路の計算・・・・・23
 2.1 抵抗、インダクタンス、静電容量
 2.2 送電線路の等価回路
 2.3 送電線路の電圧降下
 2.4 電力円線図
 2.5 安定度
 2.6 送電損失
 2.7 故障計算
       2.7.2 対称座標法
       2.7.2 対称座標法-(1)一線地絡故障-1
       2.7.2 対称座標法-(2)一線地絡故障-2
       2.7.2 対称座標法-(3)二線地絡故障-1
       2.7.2 対称座標法-(4)二線地絡故障-2
       2.7.2 対称座標法-(5)三線地絡故障-1
       2.7.2 対称座標法-(6)三線地絡故障-2
       2.7.2 対称座標法-(7)二相短絡故障-1
       2.7.2 対称座標法-(8)二相短絡故障-2
       2.7.2 対称座標法-(9)三相短絡故障-1
       2.7.2 対称座標法-(10)三相短絡故障-2


3.送電設備・・・・・100
 3.1 送電線
 3.2 電線の振動対策
 3.3 支持物
 3.4 送電線路の建設


4.中性点接地方式と異常電圧・・・・・139
 4.1 中性点接地
 4.2 異常電圧
 4.3 誘導障害


5. 地中送電線・・・・・159
 5.1 送電方式
 5.2 ケーブル
 5.3 地中送電線路
 5.4 地中送電線路の劣化・故障診断


6. 配電・・・・・187
 6.1 配電方式
 6.2 屋内配線


7. 電力系統の運用方法 ・・・・・213
 7.1 電圧の制御
 7.2 電力潮流の制御
 7.3 送電線の保護継電方法
 7.4 直流送電
 7.5 需要率・不等率・負荷率


参考文献・・・・・233