電験三種 理論 基礎力向上テキスト-30
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そちらも見て下さい。
第4編 三相交流回路
3. 対称三相交流の電力
(1)対称三相交流の電力
対称三相交流の電力は一般的に次式を用いて表します。
$P=\sqrt{3} V I \cos \phi [W]$
ここで,$V$:線間電圧,$I$:線電流,$cos \phi$:Y接続したときの相電圧と相電流の位相差
※通常,三相電力で,電圧は線間電圧のことを示している。
1相ごとに考えると,線間電圧は相電圧$E$の$\sqrt{3}$倍なので,
$P=3E I cos \phi[W]$
$E$:Y接続のときの相電圧
(2)ブロンデルの定理
ブロンデルの定理の定義は以下のようになります。
n相の平均電力Pはn-1の電力計の指示の代数和となる。
三相電力の測定のときは「二電力計法」と呼びます。