橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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令和4年(2022年) 上期 電験三種 理論 問12

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問12は、電子の運動の問題です。

 


 真空中において,電子の運動エネルギーが$400eV$のときの速さが$1.19 \times 10^7 m/s$であった。電子の運動エネルギーが$100eV $のときの速さ[$m/s$]の値として,最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
 ただし,電子の相対性理論効果は無視するものとする。

(1)$2.98 \times 10^6 $  (2)$5.95 \times 10^6$  
(3)$2.38 \times 10^7 $ (4)$2.98\times 10^9 $
(5)$5.95 \times 10^9$

 


解答 (5)  

 

質量$m[kg]$、速度$v[m/s]$とすると、運動エネルギーは以下の式で表されます。

$W=\dfrac{1}{2}mv^2$

電子の運動エネルギーが$400eV$のときの速さが$1.19 \times  10^7 m/s$、運動エネルギーが$\dfrac{1}{4}$の$100eV$となったときは、質量$m[kg]$は変化しないので、速度は$\dfrac{1}{2}$となります。


よって、(2)$5.95 \times  10^6$となります。