電験三種 理論 基礎力向上テキスト-2
amazon kindle版の「最新令和2年版 電験三種(理論)基礎力向上テキスト」に関する本を出版しました。
そちらも見て下さい。
1. 直流回路
1.3 オームの法則
回路を流れる電流$I$,電圧$V$,抵抗$R$とすると、これらの関係は次式となります。
$V=IR$
これがオームの法則です。
電流$I$の単位は$[A]$:アンペア
電圧$V$の単位は$[V]$:ボルト
抵抗$R$の単位は$[\Omega]$:オーム
また、抵抗$R$の逆数をコンダクタンス$G[S]$と呼びます。
$G=\dfrac{1}{R}[S]$
コンダクタンス$G$の単位は$[S]$:ジーメンス
例題
(1)$100 \Omega$の抵抗に$20A$の電流が流れている。このときの抵抗の両端に加わる電圧を求めなさい。
オームの法則より、$V=IR$から
$V=20 \times 100=2000 [V]$
(2)ある抵抗に$100V$の電圧を加えたら、$25A$の電流が流れた。このときの抵抗とコンダクタンスを求めなさい。
オームの法則より、$V=IR$から
$R=\dfrac{V}{I}=\dfrac{100}{25}=4 \Omega$
コンダクタンスは抵抗の逆数なので
$G=\dfrac{1}{4}=0.25 S$