橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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電験三種 理論 基礎力向上テキスト-2

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そちらも見て下さい。 

 


 1. 直流回路

 1.3 オームの法則

 回路を流れる電流$I$,電圧$V$,抵抗$R$とすると、これらの関係は次式となります。

$V=IR$

これがオームの法則です。

電流$I$の単位は$[A]$:アンペア
電圧$V$の単位は$[V]$:ボルト
抵抗$R$の単位は$[\Omega]$:オーム

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また、抵抗$R$の逆数をコンダクタンス$G[S]$と呼びます。

$G=\dfrac{1}{R}[S]$

コンダクタンス$G$の単位は$[S]$:ジーメンス
 


例題

(1)$100 \Omega$の抵抗に$20A$の電流が流れている。このときの抵抗の両端に加わる電圧を求めなさい。

オームの法則より、$V=IR$から

$V=20 \times 100=2000 [V]$

 

(2)ある抵抗に$100V$の電圧を加えたら、$25A$の電流が流れた。このときの抵抗とコンダクタンスを求めなさい。

オームの法則より、$V=IR$から

 $R=\dfrac{V}{I}=\dfrac{100}{25}=4 \Omega$

コンダクタンスは抵抗の逆数なので

$G=\dfrac{1}{4}=0.25 S$