橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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電験三種 理論 基礎力向上テキスト-33

amazon kindle版の「最新令和2年版 電験三種(理論)基礎力向上テキスト」に関する本を出版しました。

そちらも見て下さい。 

 


第5編 電界

3. 静電力
 2つの電荷に働く力$F[N]$は,次式のように2つの電荷の量$Q_1 [C], Q_2 [C]$の積に比例し,距離$r[m]$の2乗に反比例する。

 

$F=\dfrac{1}{4 \pi \epsilon} \times \dfrac{Q_1 Q_2}{r^2}[N]$
ただし,$\epsilon$は誘電率とし,$\epsilon=\epsilon_0 \epsilon_r$とする。

 

$\dfrac{1}{4 \pi \epsilon} \fallingdotseq 9 \times 10^9$
より,次式のように表される

 

$F=9 \times 10^9 \times \dfrac{Q_1 Q_2}{r^2}[N]$

$Q_1 [C], Q_2 [C]$が同じ符号のときは反発力が働き,異なった符号のときは吸引力が働く。

 また、静電力は向きと大きさを持つベクトルで表されます。