電験三種 理論 基礎力向上テキスト-33
amazon kindle版の「最新令和2年版 電験三種(理論)基礎力向上テキスト」に関する本を出版しました。
そちらも見て下さい。
第5編 電界
3. 静電力
2つの電荷に働く力$F[N]$は,次式のように2つの電荷の量$Q_1 [C], Q_2 [C]$の積に比例し,距離$r[m]$の2乗に反比例する。
$F=\dfrac{1}{4 \pi \epsilon} \times \dfrac{Q_1 Q_2}{r^2}[N]$
ただし,$\epsilon$は誘電率とし,$\epsilon=\epsilon_0 \epsilon_r$とする。
$\dfrac{1}{4 \pi \epsilon} \fallingdotseq 9 \times 10^9$
より,次式のように表される
$F=9 \times 10^9 \times \dfrac{Q_1 Q_2}{r^2}[N]$
$Q_1 [C], Q_2 [C]$が同じ符号のときは反発力が働き,異なった符号のときは吸引力が働く。
また、静電力は向きと大きさを持つベクトルで表されます。