橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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電験三種 理論 基礎力向上テキスト-14

amazon kindle版の「最新令和2年版 電験三種(理論)基礎力向上テキスト」に関する本を出版しました。

そちらも見て下さい。 

 


 1. 交流回路

 1.1 正弦波交流

(3)実効値・平均値
①平均値
 図に示すように1周期の平均値は0となります。
このため,交流の平均値は半周期0~πで平均を取ります。

半周期の平均= $\dfrac{1}{\pi} \displaystyle \int_0^\pi {E_{m} \sin \theta d \theta}$

$=\dfrac{2}{\pi} E_{m}$

$=0.673 E_{m}$ 

 

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②実効値
 実効値は直流と同じ電力となるような,大きさを電流の実効値と呼びます。電圧でも実効値は同じように計算できます。

 電流の実効値
$I=\sqrt{\dfrac{1}{2 \pi} \displaystyle \int_0^{2 \pi} I_{m}^2 \sin^2 \theta d \theta}$

$=\dfrac{I_{m}}{\sqrt{2}}$

$=0.707 I_{m}$