橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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電験三種 電力 基礎力向上テキスト-8

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1.7 速度変動率と速度調定率

 負荷が変化すると,その負荷の変化にあわせて回転速度が変化しますが,調速機により回転速度は,ある一定値に落ち着きます。このように,回転数変化と出力変化の関係を速度調定率と呼びます。
速度調定率は
・定格出力$P_n$
・変化前の出力$P_1$
・変化後の出力$P_2$
・出力$P_1$における回転速度$n_1$
・出力$P_2$における回転速度$n_2$
・定格回転速度$n_n$
とすると,次式で表されます。
$速度調定率=\dfrac{\dfrac{n_2-n_1}{n_n}}{\dfrac{P_1-P_2}{P_n}}$・・・(1.7.1)


速度変動率$\delta$は
・定格回転速度$n_n$
・変化前の回転速度$n_1$
・負荷変化時の最大回転速度$n_{max}$
$速度変動率\delta=\dfrac{n_{max}-n_1}{n_n}\times 100[\%] $・・・(1.7.2)