橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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令和元年(2019年) 電験三種 電力 問13

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そちらも見て下さい。

 

問13は、電線の支線の張力に関する問題です。

計算問題です。図から支線の張力を導き出しましょう。

解いてみましょう。


 図に示すように,電線$A,B$の張力を,支持物を介して支線で受けている。電線$A,B$の張力の大きさは等しく,その値を$T$とする。支線に加わる張力$ T_1 $は電線張力$T$の何倍か。最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

 なお,支持物は地面に垂直に立てられており,各電線は支線の取付け高さと同じ高さに取付けられている。また,電線$A,B$は地面に水平に張られているものとし,電線$A,B$及び支線の自重は無視する。

 

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(1) $\dfrac{1}{2}$ (2)$\dfrac{\sqrt{2}}{2}$  (3)$\sqrt{2}$  (4)$2$  (5)$2 \sqrt{2}$

 


解答 (5)  

 

支線の水平方向の張力は
図から$\sqrt{2} T$となる。
この張力と支線の張力の関係は次式のようになる。

 $T_1=\dfrac{\sqrt{2} T}{\sin 30^{\circ}}=2\sqrt{2} T$

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