橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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令和元年(2019年) 電験三種 法規 問8

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問8は、電気設備技術基準の解釈に関する問題です。

選択問題です。消去法などを用いて、選択肢を減らしましょう。

解いてみましょう。


次のa~fの文章は低高圧架空電線の施設に関する記述である。


これらの文章の内容について、「電気設備技術基準の解釈」に基づき,適切なものと不適切なものの組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

 

a 車両の往来が頻繁な道路を横断する低圧架空電線の高さは,路面上6m以上の高さを保持するよう施設しなければならない。

b 車両の往来が頻繁な道路を横断する高圧架空電線の高さは,路面上6m以上の高さを保持するよう施設しなければならない。

c 横断歩道橋の上に低圧架空電線を施設する場合,電線の高さは当該歩道橋の路面上3m以上の高さを保持するよう施設しなければならない。

d 横断歩道橋の上に高圧架空電線を施設する場合,電線の高さは当該歩道橋の路面上3m以上の高さを保持するよう施設しなければならない。

e 高圧架空電線をケーブルで施設するとき,他の低圧架空電線と接近又は交差する場合,相互の離隔距離は0.3m以上を保持するよう施設しなければならない。

f 高圧架空電線をケーブルで施設するとき,他の高圧架空電線と接近又は交差する場合,相互の離隔距離は0.3m以上を保持するよう施設しなければならない。

 

   a    b   c   d   e   f 
(1) 不適切 不適切 適切 不適切 適切 適切
(2) 不適切 不適切 適切 適切 適切 不適切
(3) 適切 適切 不適切 不適切 適切 不適切
(4) 適切 不適切 適切 適切 不適切 不適切
(5) 適切 適切 適切 不適切 不適切 不適切

 


解答 (5)  

 

   a    b   c   d   e   f 
(5) 適切 適切 適切 不適切 不適切 不適切

 

 

 

電気設備技術基準の解釈より,
第68条 低圧架空電線又は高圧架空電線の高さは、規定する値以上であること。

道路を横断する場合   路面上6m

低圧架空電線を横断歩道橋の上に施設する場合 横断歩道橋の路面上3m

高圧架空電線を横断歩道橋の上に施設する場合  横断歩道橋の路面上3.5m


第74条 低圧架空電線又は高圧架空電線が、他の低圧架空電線路又は高圧架空電線路と接近又は交差する場合における、相互の離隔距離は、規定する値以上であること。


高圧架空電線をケーブルで施設するとき

他の低圧架空電線相互の離隔距離は0.4m

他の高圧架空電線相互の離隔距離は0.4m