橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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平成30年(2018年) 電験三種 電力 問7

問7は変圧器の電力に関する問題です。

この問題も定番の問題です。三相回路の理論の問題が分かればできます。

定格電圧は210Vと線間電圧200Vに引っかからないように。

 


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 問7

 

 図のように,単相の変圧器3台を一次側,二次側ともに△結線し,三相対称電源とみなせる配電系統に接続した。変圧器の一次側の定格電圧は6600V,二次側の定格電圧は210Vである。二次側に三相平衡負荷を接続したときに,一次側の線電流20A,二次側の線間電圧200Vであった。負荷に供給されている電力[kW]として,最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。ただし,負荷の力率は0.8とする。なお,変圧器は理想変圧器とみなすことができ,線路のインピーダンスは無視することができる。

(1)58  (2)101  (3)174  (4)218  (5)302

 

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答え (3)

 

1次側の線間電圧は
$6600 \times \dfrac{200}{210}=6285.7 V$

一次側の線電流20A、力率は0.8より
$P=\sqrt{3} VI \cos \theta=\sqrt{3} \times 6285.7 \times 20 \times 0.8=174.2 \times 10^3 W=174 kW$