橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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令和2年(2020年) 電験三種 理論 問11

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  問11

  次の文章は,可変容量ダイオード(バリキャップやバラクダイオードともいう)に関する記述である。
 可変容量ダイオードとは,図に示す原理図のように[ (ア) ]電圧Ⅴ[Ⅴ]を加えると静電容量が変化するダイオードである。p形半導体とn形半導体を接合すると,p形半導体のキャリヤ(図中の●印)とn形半導体のキャリヤ(図中の○印〉が
pn接合面付近で拡散し,互いに結合すると消滅して[ (イ) ]と呼ばれるキャリヤがほとんど存在しない領域が生じる。可変容量ダイオードに[ (ア) ]電圧を印加し,その大きさを大きくすると,[ (イ) ]の領域の幅dが[ (ウ) ]なり,静電容量の値は[ (エ) ]なる。この特性を利用して可変容量ダイオードは[ (オ) ]などに用いられている。
 上記の記述中の空白箇所(ア)~(オ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

f:id:hashi-rei-channel:20201009093931p:plain

 

   (ア)   (イ)   (ウ)   (エ)   (オ) 
(1) 逆方向 空乏層 広く 小さく 無線通信の同調回路
(2) 順方向 空乏層 狭く 小さく 光通信の受光回路
(3) 逆方向 空乏層 広く 大きく 光通信の受光回路
(4) 順方向 反転層 狭く 大きく 無線通信の同調回路
(5) 逆方向  反転層 広く 小さく 無線通信の同調回路

 

  


 

答え (1)

 

 次の文章は,可変容量ダイオード(バリキャップやバラクダイオードともいう)に関する記述である。


 可変容量ダイオードとは,図に示す原理図のように[逆方向 ]電圧Ⅴ[Ⅴ]を加えると静電容量が変化するダイオードである。p形半導体とn形半導体を接合すると,p形半導体のキャリヤ(図中の●印)とn形半導体のキャリヤ(図中の○印〉が
pn接合面付近で拡散し,互いに結合すると消滅して[ 空乏層 ]と呼ばれるキャリヤがほとんど存在しない領域が生じる。可変容量ダイオードに[ 逆方向 ]電圧を印加し,その大きさを大きくすると,[ 空乏層 ]の領域の幅dが[ 広く ]なり,静電容量の値は[ 小さく ]なる。この特性を利用して可変容量ダイオードは[ 無線通信の同調回路 ]などに用いられている。