橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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平成29年(2017年) 電験三種 機械 問4

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  問4

 

 既に同期発電機Aが母線に接続されて運転しているとき,同じ母線に同期発電機Bを並列に接続するために必要な条件又は操作として,誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

(1) 母線電圧と同期発電機Bの端子電圧の相回転方向が一致していること。同期発電機Bの設置後又は改修後の最初の運転時に相回転方向の一致を確認すれば,その後は母線への並列のたびに相回転方向を確認する必要はない。


(2) 母線電圧と同期発電機Bの端子電圧の位相を合わせるために,同期発電機Bの駆動機の回転速度を調整する。


(3) 母線電圧と同期発電機Bの端子電圧の大きさを等しくするために,同期発電機Bの励磁電流の大きさを調整する。


(4) 母線電圧と同期発電機Bの端子電圧の波形をほぼ等しくするために,同期発電機Bの励磁電流の大きさを変えずに励磁電圧の大きさを調整する。


(5) 母線電圧と同期発電機Bの端子電圧の位相の一致を検出するために,同期検定器を使用するのが一般的であり,位相が一致したところで母線に並列する遮断器を閉路する。

 


 

答え (4)

 

(4)母線電圧と同期発電機Bの端子電圧の波形をほぼ等しくするために,同期発電機Bの励磁電流の大きさを変えずに励磁電圧の大きさを調整する。

 波形は考慮しない。

・電圧,相回転,位相を考慮する。