橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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令和2年(2020年) 電験三種 機械 問6

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  問6

 次の文章は,交流整流子モータの特徴に関する記述である。
 交流整流子モータは,直流直巻電動機に類似した構造となっている。直流直巻電動機では,加える直流電圧の極性を逆にしても,磁束と電機子電流の向きが共に[ (ア) ]ので,トルクの向きは変わらない。交流整流子モータは,この原理に基づき回転力を得ている。
 交流整流子モータは,一般に始動トルクが[ (イ) ],回転速度が[ (ウ) ]なので,電気ドリル,電気掃除機,小型ミキサなどのモータとして用いられている。
 なお,小容量のものでは,交流と直流の両方に使用できるものもあり,[ (エ) ]と呼ばれる。

 上記の記述中の空白箇所(ア)~(エ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
 

   (ア)   (イ)   (ウ)   (エ) 
(1) 逆になる 大きく 低速 ユニバーサルモータ
(2) 変わらない 小さく 低速 ユニバーサルモータ
(3) 変わらない 大きく 高速 ブラシレスDCモータ
(4) 逆になる 小さく 低速 ブラシレスDCモータ
(5) 逆になる 大きく 高速 ユニバーサルモータ

 


  答え (5) 

 

 交流整流子モータは,直流直巻電動機に類似した構造となっている。直流直巻電動機では,加える直流電圧の極性を逆にしても,磁束と電機子電流の向きが共に[ 逆になる ]ので,トルクの向きは変わらない。交流整流子モータは,この原理に基づき回転力を得ている。


 交流整流子モータは,一般に始動トルクが[ 大きく ],回転速度が[ 高速 ]なので,電気ドリル,電気掃除機,小型ミキサなどのモータとして用いられている。

 なお,小容量のものでは,交流と直流の両方に使用できるものもあり,[ ユニバーサルモータ ]と呼ばれる。