橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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平成29年(2017年) 電験三種 電力 問3

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  問3

 

 火力発電所の環境対策に関する記述として,誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

(1)接触還元法は,排ガス中にアンモニアを注入し,触媒上で窒素酸化物を窒素と水に分解する。

(2)湿式石灰石(石灰)-石こう法は,石灰と水との混合液で排ガス中の硫黄酸化物を吸収・除去し,副生品として石こうを回収する。

(3)二段燃焼法は,燃焼用空気を二段階に分けて供給し,燃料過剰で一次燃焼させ,二次燃焼域で不足分の空気を供給し燃焼させ,窒素酸化物の生成を抑制する。

(4)電気集じん器は,電極に高電圧をかけ,コロナ放電で放電電極から放出される負イオンによってガス中の粒子を帯電させ,分離・除去する。

(5)排ガス混合(再循環)法は,燃焼用空気に排ガスの一部を再循環,混合して燃焼温度を上げ,窒素酸化物の生成を抑制する。

 


 

答え (5)

 

(5)排ガス混合(再循環)法は,燃焼用空気に排ガスの一部を再循環,混合して燃焼温度を上げ,窒素酸化物の生成を抑制する。×

排ガス混合(再循環)法は,燃焼用空気に排ガスの一部を再循環,混合して燃焼温度を「下げ」,窒素酸化物の生成を抑制する。