令和元年(2019年) 電験三種 電力 問3
amazon kindle版の「最新令和2年版 電験三種」に関する本を出版しました。
そちらも見て下さい。
選択問題です。消去法などを用いて、選択肢を減らしましょう。
解いてみましょう。
汽力発電所における熱効率向上方法として，正しいものを次の（1）～（5）のうちから一つ選べ。
（1）タービン入口蒸気として，極力，温度が低く，圧力が低いものを採用する。
（2）復水器の真空度を高くすることで蒸気はタービン内で十分に膨張して，タービンの羽根車に大きな回転力を与える。
（3）節炭器を設置し，排ガス温度を上昇させる。
（4）高圧タービンから出た湿り飽和蒸気をボイラで再熱させないようにする。
（5）高圧及び低圧のタービンから蒸気を一部取り出し，給水加熱器に導いて給水を加熱させ，復水器に捨てる熱量を増加させる。
解答 （2）
「正しいもの」に注意しましょう。
（2）復水器の真空度を高くすることで蒸気はタービン内で十分に膨張して，タービンの羽根車に大きな回転力を与える。
が正しい。
