橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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電験三種 理論 基礎力向上テキスト-40

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そちらも見て下さい。 

 


  第6編 磁界

 

5. 磁束密度

 磁束は磁極から出入りする磁気的な線の束と考え,記号は$\phi [Wb]$で表します。磁束密度は$1m^2$当たりの磁束数であり,記号は$B[T]$で表します。磁束密度$B$と磁界の強さ$H$との関係は次式で表します。

$B=\mu H[T]$または$[Wb/m^2]$

 

6. 電流と磁界
 (1)右ねじの法則
 図に示すようにに電流が流れると磁界が生じる。
 このときの磁力線の向きは右ねじの法則によって表すことができます。

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 図2-4のように電線が1本の時,親指の方向を電流の流れる向きにすると,親指以外の指が磁力線の方向を表しています。

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 図2-5のように,ソレノイド(円筒状のコイル)の磁束の向きを考えるとき,1本ずつ右ねじの法則を使えば磁力線の向きを特定することができますが,図の電流の向きを人差し指や中指などの親指以外で表すと,親指の方向が磁力線の方向になります。

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