理論の過去問の傾向
理論の過去問の傾向
理論は大きく分けると「電気理論」、「電子理論」、「電気計測」、「電子計測」の4分野に分かれています。
もう少し細かく見ると、
「電界(コンデンサ含む)」、「磁界」、「直流回路」、「交流回路」、「三相交流回路」、「過渡現象」、「電子工学」、「電子回路」、「計測や単位ほか」の9つの科目に分かれていると考えられます。
出題される問題は、ほぼ均等に分かれています。
平成30年の出題科目
H30 | 電界 | 磁界 | 直流回路 | 交流回路 | 三相交流 | 過渡現象 | 電子工学 | 電子回路 | 計測・単位ほか |
1 | ○ | ||||||||
2 | ○ | ||||||||
3 | ○ | ||||||||
4 | ○ | ||||||||
5 | ○ | ||||||||
6 | ○ | ||||||||
7 | ○ | ||||||||
8 | ○ | ||||||||
9 | ○ | ||||||||
10 | ○ | ||||||||
11 | ○ | ||||||||
12 | ○ | ||||||||
13 | ○ | ||||||||
14 | ○ | ||||||||
15 | ○ | ||||||||
16 | ○ | ||||||||
17 | ○ | ||||||||
18 | △ | ○ |
出題傾向
過去5年間で最も出題される傾向が高いのが
「電界(コンデンサ含む)」約16%
過去5年間で最も出題率が低いのが
「過渡現象」約6%
となっています。
「過渡現象」も毎年出題されています。
また、「三相交流」はB問題で出題されることが多い。
ということで、これを捨てるという科目が見つからないのが理論です。
平成30年は問1に計算が面倒な問題が出題されて、これに時間をとられると、後の問題を解く時間が無くなってしまった人がいるかもしれません。
平成27年の問5のように、ぱっと見て理解できない問題も出題されます。
まとめ
・ほとんどの科目が均等に出題される。
・「三相交流」はB問題で出題される傾向にある。
・時間がかかりそうな科目は、後回しにする。
・腕試しに過去問を解く。同じ問題は出ないので覚えるのではなく解き方を理解する。
2019年5月20日に、SI単位系の基本単位が見直されますので、この中でも特に電流アンペアの単位に関する問題が出題されるかも。キログラム、ケルビンも大きく変わったので、メートル、秒、カンデラ、モルと合わせて確認しておくとよいでしょう。