橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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GO-AHEADの書籍(電気回路の過渡現象論-2)

 


電気回路の過渡現象論-2

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電気回路の過渡現象論-2 Amazon Kindle版

 

微分方程式は普段,直接見かけることはありませんが,朝のニュースで放送される天気予報も,移動の手段としてよく使う自動車・飛行機・船の設計,橋などの大きな構造物にも用いられています。皆さんが住んでいる自宅の構造計算にも使われているかもしれません。水道の水やガスの流れの計算などにも用いられています。さらに,スマートフォンの電波が届くのはどうしてでしょう。この電磁波の計算にも,微分方程式が使われています。これらの生活に欠かせない多くのものに使われているのが微分方程式です。
 電気電子工学は,直接目に見えない電気や電磁波を扱うため数学を用いて表現します。この中でも,電気回路の過渡現象は,あまり勉強することなく進んでしまうことが多くその後に勉強する制御工学でのラプラス変換まで,勉強することは少ないと思います。
 そこで,微分方程式による解法,ラプラス変換による解法,ヘビサイド演算子法を並べて解答している書籍はほとんど見かけません。また,多くの書籍では,紙面の都合上,途中の式を省いていますが,電子書籍では紙面に関係なく記述できますので,途中の式を省くことなく,過渡現象を解いていくことにより,より理解度を向上できます。
 本書では交流電源に対する過渡応答に関して計算しています。直流のときと比べ,交流になると,かなり難しくなります。
 (式が見られない現象が、まだあるようですので、リフロー形式をやめて、固定形式にしました。)