GO-AHEADの書籍(Re8:50歳から始めるラズベリーパイ -OpenPLCでリレーPLCの製作-)
パソコンよりスマートフォンを使う学生が多くなって、スマートフォンは使えますが、パソコンが使えない学生が増えています。また、遠隔授業の際に、パソコンを持っていない学生の場合は、パソコンを通じて遠隔の演習を行うことができません。そこで、登場するのがRaspberry Pi です。Raspberry Pi 3のときは、ブラウザなどの動作が少し遅いと思っていましたが、Raspberry Pi 4になって、普通に使えるようになってきました。ただし、CPUがかなり熱くなりますので、放熱は必要になります。 実験をする際に、学生が密にならないように、同じLAN内の別の部屋で実験を行う場合を想定して、VNCによって、リモート画面を操作できるように設定します。VNC(Virtual Network C?omputing)は、ほかのパソコンなどの画面を自分のパソコンに呼び出して、自分のパソコンから操作できることです。VPN(Virtual Private Network)とは違います。これで、校内の離れている部屋で実験中の様子や指示を直接行うことができます。 Raspberry Pi 4があれば、遠隔でも授業が可能で有り、IoTを学習する大変優秀なデバイスです。これにOpenPLCを用いることによって、シーケンス制御の学習がパソコン不要でできてしまいます。Raspberry Pi 4+OpenPLCでシーケンスの制御を基礎から勉強してみましょう。 本書ではラズベリーパイをリレーPLCにする回路の製作とOpenPLCの使い方を中心にまとめました。シーケンスの応用的な実験装置である、エレベータ実験装置をSDGsを考慮して段ボールで作成し、制御するところも解説しています。ぜひ本書を利用して、シーケンス制御の基本を学びましょう。
目次 1.まえがき ・・・・・5 2.ラズベリーパイ ・・・・・6
4.実験装置の製作 5.シーケンス基本回路 ・・・・・67 6. OpenPLCによるシーケンス制御 ・・・・・80 7.エレベータ実験装置の製作と実験・・・・・111 8 VNC ・・・・・128 付録(エレベータ実験装置設計図)・・・・・141 参考文献・・・・・143
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