橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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GO-AHEADの書籍(Arduino MKR WiFi 1010とOpenPLCでシーケンス制御)

 


Arduino MKR WiFi 1010とOpenPLCでシーケンス制御

Arduino MKR WiFi 1010とOpenPLCでシーケンス制御 Amazon Kindle版
 

 OpenPLCが新しいバージョンとなり、直接Arduinoにアップロードできるようになりました。Arduino MKR Wifi 1010とOpenPLCを用いて、シーケンス制御を学習してみましょう。
 Arduinoは発売されてから10年以上もたつ、この分野にしては歴史はかなりあります。Arduino UNOのCPUはATmega328Pですが、様々な種類のArduinoが発売されており、UNOと比べCPU(ATmega32U4)や小型化したArduino Micro、UNOと比べメモリやI/Oを増やしたArduinoMega、ARMコアを搭載したハイスペックなArduino Due、SAMD21 Cortex-M0+ 32bit low power ARM MCUを搭載したArduino MKRなど様々な種類が存在します。
 本書では、OpenPLCを導入する人向けに、OpenPLCのシミュレータの実験、Arduino MKR Wifi 1010を用いたブレッドボードでの実験、およびライントレーサーの製作と動作実験をします。Arduino MKR Wifi 1010の入出力I/Oはデジタル入力6個、デジタル出力6個、アナログ入力6個、アナログ出力2つですので、少し制限がありますが、シーケンス制御を手軽に学ぶことができます。また、デジタルI/Oの設定の変更方法についての説明もあり、I/Oの数には制限がありますが、比較的自由にI/Oの数を変更できます。
 始めてArduinoを使って、1週間ほどで実験装置まで作成できましたので、ArduinoはIoTの学習をする第一歩として最も適しているCPUボードの一つと言っていいでしょう。OpenPLCはフリーで比較的使いのですが、ほとんど説明が無く、検索しても情報はほぼ皆無です。このような理由から、本書を用いてArduino MKR Wifi 1010+OpenPLCでシーケンス制御の学習を初めてみましょう。本書はRe:50歳からのはじめるArduino-openPLC編の中から、特にOpenPLCに必要な箇所を選んだ、OpenPLC中心の記述になっています。

 


                        目次

1.まえがき 

2.Arduino MKR Wifi 1010 
 2.1 Arduino MKR Wifi 1010
 2.2 Arduinoのソフトウエアのインストール
  (1)OpenPLCのソフトウエアのインストール
  (2)OpenPLCエディタの使い方
  (3)シミュレータの使い方
  (4)動作実験

3.実験に使う素子
  (1)LED
  (2)抵抗(1/4W)
  (3)ブレッドボード
  (4)ジャンパワイヤ
  (5)可変抵抗器
  (6)CDSセル
  (7)モータードライバー
  (8)フォトリフレクタ
  (9)フォトカプラ


4.シーケンス基本回路
 (1)a接点、b接点
 (2)基本論理回路
 (3)シーケンス基本回路
 例題(1)~例題(14)

5. OpenPLCによるシーケンス制御
 (1) 自己保持回路(停止優先回路)
 (2) ON/OFFを繰り返す回路(第4章 例題7)
 (3)一定時間後ONとなる回路(第4章 例題2)
 (4)周期動作回路
 (5)10回ボタンを押すと点灯する回路
 (6)アナログ入力の回路
 (7)アナログ出力の回路
 (8)アナログ入出力の回路
 (9)モーターの制御
 (10)モーターの制御-2


6. ライントレースロボットの製作

7.あとがき

8.付録 OpenPLCのソフトウエアのインストール


参考文献