橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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令和2年(2020年) 電験三種 電力 問12

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そちらも見て下さい。 

 

 


  問12

 高圧架空配電線路を構成する機材とその特徴に関する記述として,誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。


(1)支持物は,遠心成形でコンクリートを締め固めた鉄筋コンクリート柱が一般的に使用されている。

(2)電線に使用される導体は,硬銅線が用いられる場合もあるが,鋼心アルミ線なども使用されている。

(3)柱上変圧器は,単相変圧器2台をⅤ結線とし,200Vの三相電源として用い,同時に変圧器から中性線を取り出した単相3線式による100/200V電源として使用するものもある。

(4)柱上開閉器は,気中形,真空形などがあり,手動操作による手動式と制御器による自動式がある。

(5)高圧カットアウトは,柱上変圧器の一次側に設けられ,形状は箱形の一種類のみである。

 


 

答え (5)

 

(5)高圧カットアウトは,柱上変圧器の一次側に設けられ,形状は箱形の一種類のみである。

が誤っています。

 

形状は箱形が主な形状ですが、筒形の形状のものもあります。

高圧カットアウトは、柱上変圧器の一次側に設置されており、一次側の開閉器として用いられます。二次側の短絡などの事故時に、遮断する限流ヒューズを有しています。

限定した強い言葉使いの「のみである。」に注目すると、どれを選択して良いか分からない場合、(5)を選択することができます。
平成25年 問11などにも出題されています。