橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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令和2年(2020年) 電験三種 電力 問7

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  問7

 真空遮断器に関する記述として,誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

(1)真空遮断器は,高真空状態のバルブの中で接点を開閉し,真空の優れた絶縁耐力を利用して消弧するものである。

(2)真空遮断器の開閉サージが高いことが懸念される場合,避雷器等を用いて,真空遮断器に接続される機器を保護することがある。

(3)真空遮断器は,小形軽量で電極の寿命が長く,保守も容易である。

(4)真空遮断器は,消弧媒体としてSF6ガスや油を使わない機器であり,多頻度動作にも適している。

(5)真空遮断器は経済性に優れるが,空気遮断器に比べて動作時の騒音が大きい。

 


 

答え (5)

 

(5)真空遮断器は経済性に優れるが,空気遮断器に比べて動作時の騒音が大きい。

が誤っています。

 

空気遮断器は、遮断時のアークの消弧のため、高圧の空気を吹き付けてアークを消弧するため、非常に大きな騒音が発生します。

真空遮断器の音は、小さく、騒音のような大きな音にはなりません。