橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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平成29年(2017年) 電験三種 法規 問10

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 ※法規に関する法律は毎年変わってきますので、最新の法規を確認して下さい。


  問10

 

 次のa,b,c及びdの文章は,再生可能エネルギー発電所等を計画し,建設する際に,公共の安全を確保し,環境の保全を図ることなどについての記述である。

 これらの文章の内容について,「電気事業法」に基づき,適切なものと不適切なものの組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

a 太陽電池発電所を建設する場合,その出力規模によって設置者は工事計画の届出を行い,使用前自主検査を行うとともに,当該自主検査の実施に係る主務大臣が行う審査を受けなければならない。

b 風力発電所を建設する場合,その出力規模によって設置者は環境影響評価を行う必要がある。

c 小出力発電設備を有さない一般用電気工作物の設置者が,その構内に小出力発電設備となる水力発電設備を設置し,これを一般用電気工作物の電線路と電気的に接続して使用する場合,これらの電気工作物は自家用電気工作物となる。

d 66000Vの送電線路と連系するバイオマス発電所を建設する場合,電気主任技術者を選任しなければならない。

 

   a   b   c   d 
(1) 不適切  適切  適切  適切 
(2) 適切  不適切  適切  不適切 
(3) 適切  適切  不適切  不適切 
(4) 適切  適切  不適切   
(5) 不適切  不適切  適切  不適切 

 


 

答え (4)

 

 

c 小出力発電設備を有さない一般用電気工作物の設置者が,その構内に小出力発電設備となる水力発電設備を設置し,これを一般用電気工作物の電線路と電気的に接続して使用する場合,これらの電気工作物は自家用電気工作物となる。

これが不適切です。

小出力発電設備を有さない一般用電気工作物の設置者が,その構内に小出力発電設備となる水力発電設備を設置し,これを一般用電気工作物の電線路と電気的に接続して使用する場合,これらの電気工作物は「一般用電気工作物」となる。