電験三種 理論 基礎力向上テキスト-16
amazon kindle版の「最新令和2年版 電験三種(理論)基礎力向上テキスト」に関する本を出版しました。
そちらも見て下さい。
1. 交流回路
1.2 フェーザ表示と複素数表示
(2)複素平面
複素数は以下のよう実数と虚数の和で表現します。
電圧,電流,インピーダンスなどはこの複素数で表現し,図のように複素平面上にベクトルとして表現します。
$V=3+j4$の電圧を複素平面上に表現します。ここでは良く用いられる,複素数表示(直交座標表示)とフェーザ表示(極座標表示)について示します。
図2.2に示すように,
フェーザ表示 ベクトルの大きさ$5=\sqrt{3^2+4^2}$と実軸からの角度$53.1^{\circ}$で表現します。
複素数表示とフェーザ表示との関係は$\theta=53.1^{\circ}$として,
$V=3+j4$ → $V=5(\cos \theta+j \sin \theta)$ → $V=5 \angle 53.1^{\circ}$