橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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令和元年(2019年) 電験三種 法規 問4

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そちらも見て下さい。

 

問4は電気設備技術基準に関する問題です。

選択問題です。消去法などを用いて、選択肢を減らしましょう。

令和元年は大きな台風が来て、鉄塔や電柱が倒壊した問題がありました。

被害に遭われた方に、心よりお見舞い申し上げます。

それでは、解いてみましょう。


 次の文章は,「電気設備技術基準」に基づく支持物の倒壊の防止に関する記述の一部である。

 

 次の文章は,「電気設備技術基準」に基づく支持物の倒壊の防止に関する記述の一部である。 架空電線路又は架空電車線路の支持物の材料及び構造(支線を施設する場合は,当該支線に係るものを含む。)は,その支持物が支持する電線等による[ (ア) ],風速[ (イ) ]m/sの風圧荷重及び当該設置場所において通常想定される[ (ウ) ]の変化,振動,衝撃その他の外部環境の影響を考慮し,倒壊のおそれがないよう,安全なものでなければならない。ただし,人家が多く連なっている場所に施設する架空電線路にあっては,その施設場所を考慮して施設する場合は,風速[ (イ) ]m/sの風圧荷重の[ (エ) ]の風圧荷重を考慮して施設することができる。


 上記の記述中の空白箇所(ア),(イ),(ウ)及び(エ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

 

   (ア)    (イ)   (ウ)   (エ) 
(1) 引張荷重 60 温度 3分の2
(2) 重量荷重 60 気象 3分の2
(3) 引張荷重 40 気象 2分の1
(4) 重量荷重 60 温度 2分の1
(5) 重量荷重 40 気象 2分の1

解答 (3)  

 

 架空電線路又は架空電車線路の支持物の材料及び構造(支線を施設する場合は,当該支線に係るものを含む。)は,その支持物が支持する電線等による[ 引張荷重 ],風速[ 40 ]m/sの風圧荷重及び当該設置場所において通常想定される[ 気象 ]の変化,振動,衝撃その他の外部環境の影響を考慮し,倒壊のおそれがないよう,安全なものでなければならない。ただし,人家が多く連なっている場所に施設する架空電線路にあっては,その施設場所を考慮して施設する場合は,風速[ 40 ]m/sの風圧荷重の[ 2分の1 ]の風圧荷重を考慮して施設することができる。

 

電気設備に関する技術基準を定める省令より,

第三十二条 架空電線路又は架空電車線路の支持物の材料及び構造(支線を施設する場合は、当該支線に係るものを含む。)は、その支持物が支持する電線等による引張荷重、風速四十メートル毎秒の風圧荷重及び当該設置場所において通常想定される気象の変化、振動、衝撃その他の外部環境の影響を考慮し、倒壊のおそれがないよう、安全なものでなければならない。ただし、人家が多く連なっている場所に施設する架空電線路にあっては、その施設場所を考慮して施設する場合は、風速四十メートル毎秒の風圧荷重の二分の一の風圧荷重を考慮して施設することができる。