はじめまして、橋平礼の電験三種合格講座のブログです。
過去50年分の電験三種の過去問を全て解きました。
その結果、分かったことは、今も昔も傾向はあまり変わらないということでした。
ただし、真空管など今はもうなくなってしまった物や、法規の第一種接地工事(A種接地工事)の表現が変わったり、法令から加わったものや削除されたものはあります。
(1)記述式のとき
記述式の時は、理論、発変電、送配電、機械、応用、法規の6科目で
各3問(4問の場合は穴埋め問題以外の3問中2問選択)の問題です。
・・・について説明せよ。
とか、
途中の式も記述するので、選択式のように「エイヤッ」と答えられません。
(2)記述式から選択式に
その後、昭和57年から記述式から、選択式に変わりました。
理論、発変電、送配電、機械、応用、法規の6科目は変わりません。
(3)科目合格
平成7年から、理論、電力、機械、法規の4科目になり、科目合格が認められるようになりました。4科目になった時には合格者が少し増えました。
科目合格は3年有効ですね。
(4)電卓が使えるようになった。
平成14年になって、関数電卓は使えませんが、ルートが付いている普通の電卓なら使えるようになりました。電卓が使えるようになったから簡単になったのではなく、長文を読む問題や、ちょっとひねった問題が出題され、問題は難しくなったように感じられます。平成30年の理論の問題1をまともに解こうとすると、下手をすると30分くらい時間がかかります。理論の問題で見ると昔の問題の方がストレートな計算問題が多いです。
この資格を持っている人が「好条件の会社に転職」した人を何人もいますので、有力な資格の一つであることには間違いありません。一回で合格は難しいかもしれませんが、2年計画で合格を目指しましょう。