橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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令和2年(2020年) 電験三種 電力 問4

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そちらも見て下さい。 

 

 


  問4

 次の文章は,原子燃料に関する記述である。

 核分裂は様々な原子核で起こるが,ウラン235などのように核分裂を起こし,連鎖反応を持続できる物質を[ (ア) ]といい,ウラン238のように中性子を吸収して[ (ア) ]になる物質を[ (イ) ]という。天然ウラン中に含まれるウラン235は約[ (ウ) ]%で,残りは核分裂を起こしにくいウラン238である。ここで,ウラン235の濃度が天然ウランの濃度を超えるものは,濃縮ウランと呼ばれており,濃縮度3%から5%程度の[ (エ) ]は原子炉の核燃料として使用される。

 上記の記述中の空白箇所(ア)~(ェ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

 

   (ア)   (イ)   (ウ)   (エ) 
(1) 核分裂性物質 親物質 1.5 低濃縮ウラン
(2) 核分裂性物質 親物質 0.7 低濃縮ウラン
(3) 核分裂生成物 親物質 0.7 高濃縮ウラン
(4) 核分裂生成物 中間物質 0.7 低濃縮ウラン
(5) 放射性物質 中間物質 1.5 高濃縮ウラン

 


 

答え (2)

 

 核分裂は様々な原子核で起こるが,ウラン235などのように核分裂を起こし,連鎖反応を持続できる物質を[ 核分裂性物質 ]といい,ウラン238のように中性子を吸収して[ 核分裂性物質 ]になる物質を[ 親物質 ]という。天然ウラン中に含まれるウラン235は約[ 0.7 ]%で,残りは核分裂を起こしにくいウラン238である。ここで,ウラン235の濃度が天然ウランの濃度を超えるものは,濃縮ウランと呼ばれており,濃縮度3%から5%程度の[ 低濃縮ウラン ]は原子炉の核燃料として使用される。

 

平成28年 電力 問4、平成15年 電力 問4に似たような問題が出題されています。