橋平礼の電験三種合格講座

過去50年分以上の電験三種の問題を解いて分かった、電験三種は今も昔も変わりません。過去問を解きながら合格を目指しましょう。

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平成30年(2018年) 電験三種 電力 問3

問3は汽力発電所の蒸気タービンの問題です。

この問題も定番の問題です。確実にできるようにしましょう。

 

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 問3

 

汽力発電所の蒸気タービン設備に関する記述として,誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

(1)衝動タービンは,蒸気が回転羽根(動翼)に衝突するときに生じる力によって回転させるタービンである。

(2)調速装置は,蒸気加減弁駆動装置に信号を送り,蒸気流量を調整することで,タービンの回転速度制御を行う装置である。

(3)ターニング装置は,タービン停止中に高温のロータが曲がることを防止するため,ロータを低速で回転させる装置である。

(4)反動タービンは,固定羽根(静翼)で蒸気を膨張させ,回転羽根(動翼)に衝突する力と回転羽根(動翼)から排気するときの力を利用して回転させるタービンである。

(5)非常調速装置は,タービンの回転速度が運転中に定格回転速度以下となり,一定値以下まで下降すると作動して,タービンを停止させる装置である。

 

 

 


 

答え (5)

 

「誤っているもの」に注意しましょう。

(5)非常調速装置は,タービンの回転速度が運転中に定格回転速度以下となり,一定値以下まで下降すると作動して,タービンを停止させる装置である。

が誤っています。

 

非常調速装置は,タービンの回転速度が定格速度の110%程度以上になったときに動作し、タービンを停止させる装置。