電験三種 電力 基礎力向上テキスト-18
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そちらも見て下さい。
3.3 軽水炉の構成
(1)沸騰水型原子炉
沸騰水型原子炉は核燃料に低濃縮ウラン,減速材と冷却材に軽水を用いて発電する。原子炉内の核燃料から放出される放射性物質を含んだ蒸気がタービンや復水器に送られる。このため,タービンなどの放射線対策が必要となります。
図3.1 沸騰水型原子炉
(2)加圧水型原子炉
加圧水型原子炉は核燃料に低濃縮ウラン,減速材と冷却材に軽水を用いて発電する。蒸気発生器と熱交換機が格納容器内にあり,タービンを回す蒸気は熱交換機によって直接燃料と触れることがないので,タービンに放射線対策の必要がありません。
図3.2 加圧水型原子炉